勤続3年は看護師の重要なターニングポイント

看護師の世界では、丸3年間仕事に専念すれば一人前になれるといわれています。
それと同時に、勤続3年以降に突入した看護師は、さまざまなターニングポイントを迎えるとされています。

1つ目のターニングポイントは結婚です。
勤続3年頃となれば、多くの人がちょうど25歳〜28歳くらいの年代となり、男女問わず結婚を意識する年齢に達します。
仕事と看護師との両立を検討するほか、看護師としての働き方を見直す頃になると考えられます。

2つ目は、看護師としての専門性を見直す時期になるということ。
おおよそ病院に3年も勤務していれば、基本的な看護業務は一人でできるようになります。
そうなれば、興味関心や専門性に応じて、研究したい診療科や自身の看護のスタンスに見合った診療科が出てくるはずです。
専門病院への転職なども視野に入ってくるでしょう。

これに付随して、専門的な資格取得を目指したいと考える看護師も出てきます。
たとえば、認定看護師を目指したい、特定行為看護師になって手術室や救命救急センターで働きたいなどといった望みがはっきりしてくる傾向にあります。

とはいえ、自分の方向性が見つからないという場合もあるかと思います。
しかし焦りは禁物です。
コツコツと継続するだけでも、勤務先の病院でプリセプターや看護リーダーとして統率力を学ぶことはできます。
そこで努力が実れば、管理職へ昇進を果たす道もあるでしょう。
周囲の転職に合わせようとするのではなく、ゆっくりと自身と向き合いながら、将来を考えることがなにより大切です。